住宅用木材の知識と防虫対策のコツ

木材をどこで取ってきたか教えない・昔の住宅の話

田舎の祖母の家は、大工の棟梁であった曽祖父が建てたものなのですが、今回の東日本大震災でもびくともしなかったようなのです。新しい建物よりも、古い木造の建物のほうが、耐震性があるだなんて、不思議な気もします。しかし、昔のほうが、家を慎重に、丁寧に建てていたのかもしれません。それは、おそらく、今のようなハイテク技術がなく、すべて職人の手作業と、限られた建材で家を建てなければならなかったから、今よりも発達した何かがあったのではないかと思うのです。大工の棟梁だった曽祖父は、家をつくるとき、山へ行って、いい木材を探してくるのですが、どこでその木材を見つけたのかは、いっさい誰にも教えなかったといいます。そのような職人の経験と勘とが、十分に発揮されて、一軒の家が建つのでした。
翻って、今の建築を考えてみると、工場で部品を製造するように、建材を作って、現場では組み立てるだけでいいというような、誰にでもできる仕事になってしまっているといいます。職人の腕によらず、いい家ができるといえばそれまでですが、日本の住宅は、はたしてそれで本当によくなったのでしょうか?少なくとも、今回の震災を見ると、田舎では、新しく建てた家よりも、古い家のほうが勝ったという結果なのでした。日本には地震があります。そのたびごとに、地震に強い家を作ろうという気運が建設会社に起こり、技術も進歩しているはずです。古くても、新しくても、とにかく、いい家であってほしいものです。

おすすめ情報



Copyright(c) 2017 住宅用木材の知識と防虫対策のコツ All Rights Reserved.